むし歯になる仕組み
歯質とは、歯並びや歯の性質、形などです。糖質は、お菓子や料理に含まれる砂糖などの糖分、3つめの細菌とはむし歯を引き起こすミュータンス菌、そして4つ目の時間は歯垢が歯を溶かすまでにかかる時間のことです。 歯質と細菌、糖質の条件が揃っている状態が長く続くと、むし歯のリスクが高まります。
反対に、もともと糖分をあまり摂らない、口の中の細菌が少ない、唾液の自浄作用が強くて歯垢がつきにくい、毎食ごとに丁寧に歯磨きをしているといった人は、むし歯になりにくいのです。
むし歯の進行
CO:むし歯の始まり
C1:痛みを感じないむし歯
C2:冷たいものや風で歯がしみる
C3:熱いもので歯がしみる
C4:むし歯の末期状態
当院のむし歯治療
痛みに配慮した治療
当院では、次の取り組みによる痛みを抑えた治療を心がけております。
表面麻酔
「極細の針」を使用
電動麻酔注射を利用しゆっくりと注入
麻酔液の注入スピードが電子制御されるため、注入時の痛みを軽減できます。
少しずつ麻酔を進めるテクニック
マイクロスコープによる「見える」治療
当院では、このような事態を防ぐために、マイクロスコープを使用したむし歯治療を行っております。肉眼では見えない部分を拡大して見えるようになるため、むし歯の取り残しリスクを抑えられます。また、歯には肉眼では確認できないほどに細かなヒビが生じている場合があります。
その奥でむし歯が進行している場合もあるため、マイクロスコープで十分な確認が必要です。さらに、マイクロスコープで細かいところまで確認できれば、歯質を無駄に削ってしまうことを防げます。歯の削りすぎを防ぐことで、患者様の歯をできるだけ残すよう心がけております。
また、マイクロスコープで録画した映像を患者様にご確認いただき、むし歯治療が完了したことを実感いただくことも可能です。
むし歯治療の流れ
むし歯の検査
治療計画の説明
むし歯の部分を取り除く
詰め物や被せ物を装着
再発予防
早期発見・早期治療が大切
そのためには、日々の歯磨きで歯垢や歯石が歯に付着している時間を短くしつつ、歯科医院で専門的なクリーニングを受けていただくことが必要です。その際に口の中を詳しく拝見いたしますので、むし歯や歯周病を早期発見できます。
歯科治療によって歯を削ることは最終手段だと考えて、定期健診と歯のクリーニングを欠かさないことが大切です。しかし、歯科治療や歯のクリーニングに対して不安を感じ、なかなか歯科医院を受診できないという方が少なくありません。
当院では、できるだけ痛みのない治療を心がけ、患者様の不安を解消するように努めておりますので、不安な点やわからないことがございましたら、お気軽にお尋ねください。